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不動産取引入門

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不動産売買における決済時の注意点

 ライター:研修インストラクター 西本 淳一(北摂支部)

 売買契約を締結して決済前となりました。引渡し後も含めて注意点があったら教えてください。

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 不動産売買の担当者とも無事にコミュニケーションがとれて契約もスムーズに完了し、決済へと進んでいくわけですが、売買契約後の決済時には、特に慎重に対応する必要があります。決済は取引の最終段階であり、資金移動や所有権の移転を含む重要なプロセスで、いつどこで誰が立会いをしてどのように決済して所有権移転するのか?をイメージしながら、注意点を押さえておくことが大切です。

 まずは、決済金額の最終確認として、売主と買主が合意した売買金額が正確かどうかを再確認します。追加費用の有無等や仲介手数料、登記費用、税金(印紙税や固定資産税の精算など)、その他関連費用などを確認します。税金の精算として、引渡し日を基準に、固定資産税の負担を売主と買主で日割り計算して精算することが多いです。また、決済後の話になりますが、不動産取得税の支払いは買主ですが、時期や金額を確認し、買主側が納税していく準備をします。
 そして、売買契約書や覚書、売主から所有権移転登記に必要な書類(登記申請書、印鑑証明書、住民票、評価証明など)を確認し、売主が準備したものを受け取ります。

 次に支払い方法の確認ですが、振込で支払う場合、指定された口座に正確に振込手続きを行い、振込金額や振込手数料を確認して振込が完了したことを証明できる書類(振込明細書、伝票など)を保存します。また、現金で支払う場合、大金を扱うため、受領証を必ずもらうようにし、支払い金額が細かく項目ごとに正確に記載されていることを再確認します。
 そして、物件の引渡しが完了したことを証明する書類(引渡確認書)を準備し、双方で署名します。所有権の移転登記が正確に行われるよう、登記申請書に必要事項を記入し、必要書類を添付して手続きを進めます。登記申請は買主が行うことが一般的ですが、登記が完了したら、登記簿謄本で所有権が自分の名義になっていることを確認します。

 また、物件の引渡し確認としては、物件が契約どおりの状態であるかを再確認し、設備や付帯物の状況(エアコンや照明などの残置物)も確認して動作確認を行います。そして、物件のすべての鍵の引き渡しを受けたことを確認し、鍵の数や種類(玄関、ガレージ、共有部分がある場合の鍵など)に間違いがないかチェックします。
 引渡し後の名義変更手続きとしては、水道、ガス、電気などの公共料金の手続きを行いますが、事前に手続き時間等を確認し、必要書類を準備しておきます。また、水道、電気、ガスの回線やインターネットの開設時期も確認しておきましょう。併せて、住民票の住所変更や運転免許証などの住所変更も行っていきます。

 また、契約書に特約(物件の修繕義務や条件付きの引渡などの)や追加の契約条件がある場合、それらが確実に履行されているかを確認します。なお、初期段階の不具合等については、売主、買主どちらの負担になるのかを確認しておき、万が一、後日何らかの問題が発生した場合に備えて、契約書や関連書類を保管しておきます。その後は、契約書に基づいた対応をしていくこと、売主の保証がある場合や契約不適合責任を負う期間など、その内容を事前に十分確認しておいて速やかに対応できるようにしておきます。
 また、引渡当日からすぐスタートできるように、火災保険や地震保険や附帯契約の加入が必要でこれらの保険契約を速やかに締結しておきます。こうした注意点を順守することで、決済時の問題やトラブルを未然に防ぎ、取引を円滑に完了させることができます。

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