一般社団法人大阪府宅地建物取引業協会 会長　　高村　永振

　新年あけましておめでとうございます。

　会員の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたこととお喜び申し上げます。

　平素は、本協会の諸活動に対し、各段のご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

　さて、昨年を振り返りますと、ウクライナ情勢に加え、イスラエル・パレスチナでの紛争が起きるなど、厳しい国際情勢が続く中、我が国日本においては、長期に及ぶ円安傾向に加え、相次ぐ物価の上昇など先行き不透明な状況が続いております。

　一方、コロナ禍につきましては、各種制限の緩和により、インバウンド需要・国内観光需要が回復し、経済活動には明るさが取り戻し始めてきました。

　そのような中、不動産業界においては、昨年9月に発表された基準地価を見ますと、地方圏の住宅地・全用途平均が31年ぶりに上昇となったほか、大阪圏では住宅地・商業地・全用途平均のすべてにおいて2年連続の上昇が見られ、本格的な回復が期待できる状況となってきました。

　本協会におきましては、協会ウェブサイトを全面リニューアルしたほか、「会員管理のオンライン化」のモデル協会としてリリースに向けた準備を重ねて参りました。加えて、本年1月1日より「ハトマーク・ロゴ」が新デザインとなり、ハトマークグループのリブランディングに向けた活動も進んで参ります。

　会員皆様方の事業機会を創出し、消費者や地域とのつながりを多くお持ちいただき、「人・住まい・地域をつなぐ懸け橋」になる環境づくりを実践して参ります。

　また、大阪宅建独自の事業である不動産ネットワーク「TAKTAS．」事業においては、交流会・研修会などを開催し、より一層の会員同士のネットワーク確立を目指してまいります。

　本年も引き続き、「本当に必要な物は、前例にとらわれず、スピード感をもって」協会業務の効率化と会員の業務支援を推進していく所存です。

　むすびに、皆様のより一層のご支援とご協力をお願い申し上げるとともに、皆様にとって飛躍の年となり、益々のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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