×
大阪宅建協会とは
×
一般のお客様
×
入会をお考えの方
×

MENU

不動産取引Q&A

キーワード検索

※複数のキーワードを組み合わせる場合は、スペース(空白)で区切って入力してください。

カテゴリー

「IoT・AIとDIYについて」

2020/10/30 カテゴリー: その他

 <免責事項>

 本サイトに掲載しているコンテンツは、一般消費者を主な対象としております。当協会は、掲載内容についてのトラブル等、いかなる責任も負いません。当事者間で解決してください。

 本サイトに掲載されたコンテンツは掲載時点のものであり、利用者の特定の目的に適合すること、有用性、正確性を保証するものではありません。個別具体的な事案については専門家におたずねください。

 予告なく内容の変更、廃止等することがありますが、当協会は、当該変更、廃止等によって利用者に生じた損害について一切の責任を負いません。

 「当ホームページ」に掲載している記事、写真、イラスト、動画などのコンテンツの著作権は、(一社)大阪府宅地建物取引業協会(以下、大阪宅建協会)または 正当な権利を有する第三者に帰属しておりますので無断転載について禁止しております。

 

 

下記記事のPDFファイル
(容量:624KB PDF形式)いったんPCへ保存したのち開いて下さい。

 

 

博士!

このところ、新型ウイルスも一段落したかと思いきや、インフルエンザも怖いよね。今後は、テレワークどころか、すべてがロボット化しそうな雰囲気で、人間味がなくなりそうで怖すぎるよ。

 

君ね、一人で悩んでいても仕方がないだろう。

わしだって、この携帯のスマートフォンを持つ前はガラケーだったんだ。これでもう7年も使ってしまっているんだよ。わしも、最初のうちはボタンを押しすぎてあちこちに電話がつながってしまって大変だったんだよ。

しかし、インターネットやロボット化に対しても、慣れるのは意外に早いんだ。もはや、習うより慣れよ・・・っていう感じなのかな!?

 

いやいや博士、それどころか、今やスマートフォンでエアコン、洗濯機、テレビ、掃除機、いわゆる家電を自由に動かすことが出来て、連携してきている時代なんだよ。

新築住宅などは、このことを基本において建てている場合も多いみたいなんだ。

 

それはそうだね。最近は、新築の場合、スマートホームやスマートハウスなるものを創出していく時代になってきているよね。

やはり、これからは住宅に関しては、そうした最新の知識を身につけておかないといけないね。

 

じつは博士、最近、エアコンと洗濯機を買い替えてみたんだけれども、もうすでにスマートフォンで連携することを前提に作られていて、説明書を読むのに大変だったんだよ。

自分ではまだ連携はしていないんだけれども、やっぱり本来の簡単にボタンを押すという基本的な行動が一番わかりやすいような気もするんだよね。

 

いわゆるIoT(Internet of Things)は、要するにモノのインターネットとして、日常のアイテムに埋め込むことで人とモノの間、および、モノ同士の間の新しい形の通信を可能にすることにあるんだよ。また、AI(artificial intelligence)、要するに人工知能が現状を自動判断してくれるよね。

 

そうだよ博士!

まさか、洗濯機が突然しゃべり出すなんて思わなかったよ。

AI搭載の洗濯機は、今までのようにボタンを押すという簡単操作というよりも、イメージとしてはロボットと会話をして作動するという感じなのかな・・・。

 

今では家電製品もかなりの割合でIoT化されてきており、とても便利になってきている。

照明器具はIoTでスマートフォンを使って外から照明のオンオフが可能になっていて、帰宅後に家の中が真っ暗というシーンも避けることができるし、時間帯によって明るさを自動で調光することも可能。また、IoT化されたエアコンなら部屋の設定温度をスマートフォンで管理できるので、帰宅後に家の中が暑すぎるとか寒すぎるといったこともない。さらに、エアコンの動作状況を常にスマートフォンで確認できる機能を持つものもある。これは、特に遠く離れた場所に住む高齢の身内や、ペットなどがいる家庭にとって助かる機能なんだ。夏の熱中症対策や冬の極寒対策にも、エアコンが作動していることがスマートフォンでわかるのは便利だよね。

AIが自動判断してくれるので、省エネや環境対策にもなり、高齢者やお子様への安心確認のためにも、今後は進化していくんだよ。他にも、玄関錠ロックの確認として、スマートロックなるものもとても便利になってきているよ。

 

なるほど、博士のわかりやすい説明でよく理解できたよ。ガラケーからスマートフォンに変化していくように、人口減少と高齢化によって、ロボット化もどんどん進んでいきそうだね。

 

すでに、経済産業省と総務省は2015年10月末にIoT推進ラボを立ち上げているんだ。

IoT推進ラボは、IoT・ビッグデータ・人工知能の活用を通じて、あらゆる産業のビジネスモデルの革新を推進すべく、民間主導でビジネスモデルの実験場を提供してくれているというものだよ。

 

人工知能やビッグデータの活用で、これからの10年は大きく変化していきそうだね。しかし、それにしても自動車の進歩も目覚ましいよね。

 

それはそうなんだ。

しかし、君は1日中スマートフォンばかり見て法律のことばかり勉強するだけでなく、また、自動車のことだけを考えるわけでもでなく、現実的に進化している住宅や住宅設備をよく見て、実践しておかないと知識不足になって、ロボットに負けてしまうかもよ・・・。ロボットをうまく使いこなせるようにならないといけないからね。

 

しかし博士!

そんなこと言ったって、ロボットに負けないためには自分自身で、そして人間の手で何かの作業をし続けて行かないといけないよね。

 

うむ!

居住する住宅の本体は、何回も新築したり建替したりは現実的には 難しいのかも知れないが、住宅設備や家電製品は、買い替えればそのときの最新版、例えば自動水栓、例えばAIエアコン、例えばAI掃除機などを使用することもできるよね。

 

なるほど、本体は建替えしなくても、リフォームすることができるから、専門職人に任せるというところと、ちょっとしたことなら時間があるときに材料を購入して、自分自身でやってみることもできるかもしれないということ?

 

最近は新型ウイルスのことやテレワークのこともあって、特にそうしたことは注目されてきているね。

一般の人(専門業者でない人)が、何かを自分で作ったり修繕したりすることをDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)、いわゆるDIYと呼んでいるよ。餅は餅屋というから、さすがに専門職人レベルという所までは、実際のところ難しいと思うよ。

 

そういえば、昔は草刈りや花壇づくりから始まって、家庭菜園や日曜大工なんて言葉があったけれども、日常的に実施していればDIY(自分でつくることができる)ということなんだよね。素人なら素人らしい雰囲気というものもあるよね。

 

今や、網戸や壁紙クロスなどの簡単なDIYから始まって、こうしたDIYで ログハウスまで、日にちをかけて自分自身で作ってしまう人もいるくらいなんだよ。

 

たしかに博士!

こうしたリモートワークの時代とは言われているものの、のどかなところに土地を買って、ログハウスを自分で建ててみるのも良いと思わない?

 

今や通信機器が充実しているから、そうしたことも可能だね、自分自身で何かの作業をするにしても、DIY用ホームセンターやDIY専門店などもあるから、今の世の中、DIYに対してはとても優しい感じになってきているね。

 

博士!

スマートフォンの進化(今後は5G)とともに、住宅、住宅設備、家電製品がとても便利になってきていて、それでいて省エネルギーにもなっているから、ロボット化できるところはロボット化してしまう。いやしかし、DIYで自分自身で作って自分らしさを残すということも大事なタイミングになってきているよね。

 

そうなんだよ。だから君も昔々の古い知識だけでなく、建物や住宅設備に関しても、いろいろな新しい見識を深めていかないといけないね。ただ、古いものはそれ自体の独特のレトロな感覚があって良い雰囲気を醸し出すということも忘れずに。

 

そうだよね。もうすぐまた年が明けてしまいそうだけれども、来年は土地だけでなくて、住宅に関しても良く勉強していくようにするよ。

 

もしわからないことや不安に思うようなことがあれば、早い段階で不動産や住宅の相談、また専門家の相談を受けてみたり、今まさに悩んでいるという場合においても、大阪宅建協会をはじめとする相談所などで様々なアドバイスなどを聞いてみると良いかもしれないね。

 

 

 

 ライター:西本 淳一(北摂支部)